あなたは常に見られている『データの世紀』を元に解説【データの巨人GAFA・BATHによる支配】

えみまる書店

私たちの個人情報ってどうなっているの?

ピーコ
ピーコ

一度「ダイエット」で検索したら、スマホでもパソコンでも「ダイエット」の広告だらけなんだけど!(怒)

えみまる
えみまる

20年以上前の個人情報を元にDMが送られて来たんだけど…(怖)

エリック
エリック

ボクたちの個人データってどうなってるんでしょう??

何かに監視されているみたい…(困)

私たちはデータに支配された世界で生きているといっても過言ではありません。

特にGAFA(グーグル、アップル、フェイスブック、アマゾン)。

この時価総額はトータルで400兆円以上、GDP世界第4位のドイツとほぼ同規模です。

GAFAのおかげで、検索も、SNSでの交流も、情報発信もなんでも無料でできるという莫大な恩恵を受けています。

しかし、このような輝かしい光が強ければ強いほど、影もまた濃くなるというのが世の習い。

今日は「データが人間を支配している」がテーマです。

えみまる
えみまる

この記事を読むと、「データマーティング」の大枠がわかります。

【やさしく解説】あなたは常に見られている『データの世紀』データの巨人GAFA・BATHによる支配
動画バージョンはコチラです。

私たちはデータに支配されている

この本を元に解説しています

『データの世紀』日経新聞データエコノミー取材班

個人情報やデータ活用の取材をしてきた記者たちによる書籍です。

この本のイイところ

・大きな事件の取材の裏側がわかる

・記者たちの体を張った実験の様子が読める
例)GAFA断ち3週間、生産性3分の1に
例)データ追跡で10時間で本人特定
例)AIが測るイケメン度 顔認証技術のお手並み拝見

・新聞の連載をまとめた形式なのでテーマが広い

えみまる
えみまる

普段は批評はしないんだけど、ちょっとだけ不満を述べさせてください

ちょっとだけ不満

・本の表示のデザインが…もっとカッコ良くならなかったのか
(本屋で平積みされてても手に取らないよ~)

・「やってみた」の実験談がすべて既婚男性のみ
(女性は?独身者は?高齢者は?)

データが社会・人間の生活を変えた極端な例

ネット社会に生きている以上、どこの国にいようが良くも悪くもその影響を受けています。

その中でも私が極端だなと感じる国が中国です。

私は中国という国を批判したいのではありません。

中国の現状を見ることでデータ社会・データエコノミーというものがどういう光と影を持っているか浮き彫りになるからです。

1. 国ぐるみの戦略

国が主導権をとっています。さらに政府と企業の結びつきが強いのが特徴です。

アメリカ初のGAFAに対して、下記BATHが凄まじいパワーを持っています。

Baidu(バイドゥ)

中国の検索最大手。例えるならgoogle。時価総額は413億円。自動運転タクシーサービスを開発。中国政府から支援も受けている

Alibaba(アリババ)

アマゾンに続いてEコマース世界2位。時価総額は6828億ドル。創業者のジャック・マー氏は中国共産党に入党し、全人代でも表彰を受ける。

Tencent(テンセント)

メッセンジャーアプリ「WeChat」は世界登録者11億人。時価総額は6799億ドルでフェイスブックに迫る勢い。同社前にあるオブジェには「跟党一起创业(共産党と一緒に起業しよう」と刻まれている。

Huawei(ファーウェイ)

スマートフォン出荷台数で世界第2位。世界シェアは17.6%となりアップルを抜いた。「5G」に力を入れており、中国の成長戦略に欠かせない企業。同社CEOは中露首脳会談にも呼ばれるなど、国を挙げての支援を受けている。

ピーコ
ピーコ

これだけ政府と繋がってると、香港の国家安全維持法の話なんか、絶対にタブーだよね…

2. 「データGDP」米国、英国に続いて3位

データGDPとはデータの国力です。中国の場合人口の多さが大きな要因です。ちなみに日本は11位。

3. スマホにすべての情報がひも付いている

10億人以上が身分証、携帯番号、口座とひも付いた決済アプリ「微信支付(ウィーチャットペイ)を使っています。

日々の買い物、株式投資、シェア自転車、無人コンビニまでスマホ1台でできます。

エリック
エリック

スマホなくしたら一巻の終わりっすね

4. 中国全土に監視カメラが2億台

もはや「管理」というより政府による国民の「監視」といってよいかもしれません。

メリットもあります。

交通違反や指名手配犯を探せますし、そもそも犯罪を起こさせない防犯効果もあるでしょう。

しかし、プライバシーという言葉はどこに行ったのでしょう?

常に監視されているようで息苦しさはないのでしょうか?

5. SNSで政府批判をするとアプリが停止することも

たかがアプリの停止、ではありません。

すべての情報が紐づいているので、使えなくなると生活に支障が生じます。

ピーコ
ピーコ

あれ?言論の自由ってどういう意味だっけ?

6. AIによる人間の格付け

アリババ集団の「芝麻(ゴマ)信用」の点数付けが有名です。

高スコアだと融資や保証金などの金融面で優遇というものです。

ただこれは、中国に限ったことではありません。

例えば日本発だと「Jスコア」がありますし、米国初だと「FICO」など多数あります。

7. 個人データが政府に筒抜け

個人的な経験になります。

私が中国に留学していた時のことですが、私の大学の先輩が警察に連行されるという事件がありました。

理由は、中国ではタブーとなっていることを調べたから、だとか(どうやら信教の自由?について調べた模様)

検索から数時間で警察が家にやってきたそうです。

日本人の仲間たちが心配で一緒についていきました。

日本人だというのもあり、検索しただけなので、その日の夜には釈放されましたが。。。

私は事後になってそのことを聞きましたが、「検索したことが筒抜け」ということに恐怖を覚えました。

もうたいぶ前のことなので、その時よりもテクノロジー技術は進歩していることは間違いありません。

全国民の検索データを調べることぐらい朝飯前だと思います。

データ経は私たちの味方か?敵か?

エリック
エリック

なんかどんどん恐ろしくなってきました

えみまる
えみまる

良い面も悪い面もしっかりと冷静に現実を見ることが大切だよね

データ社会は人を結び付けたのか・分断させたのか?

キーワード①人間のスコア化

「バーチャルスラム」や「デジタル貧困」と呼ばれるバーチャル上の新たなる格差が誕生しつつあります。

問題は一度スコアが低くなってしまうと、抜けだすことが非常に困難であることです。

それが人生の選択を狭め、さらには差別に繋がります。

そもそもAIが人間を点数化することは問題ないのでしょうか。

キーワード②便利さとプライバシー

私たちは検索・閲覧履歴を含めた個人データと引き換えに得る便利さというジレンマをいつも抱えています。

プライバシーを保護しながら、利便性を確保する方法はないのでしょうか。

地球環境の保護と人類の経済的が難しいのと同じなのでしょうか。

キーワード③一つの国家並みに力を持つテクノロジー企業

GAFAにしろBATHにしろ、あまりにも私たちの生活に直結しているためそれなしには生きられません。

使いたければ言いなりになるしかない。

『データの世紀』にはGAFAの報復を恐れ「言いなり」になっている個人、企業、そして国の機関の様子も書かれています。

適正な競争とはなんなのでしょうか?

独占による弊害は?

キーワード④狭い世界

ネットを使っているとどこまでも世界とつながっているような気分になります。

しかし、実際はあなたの好みに合わせた情報が表示されていることになります。

同じ属性の人としか交流せず、同じような情報ばかり見る。

本書ではTwitterのフォロワーの属性を入れ替えていった話が紹介されています。

自分が絶対に正しいと思っていることが、本当に正しいのか?

フェイクの可能性はないのか?

実は正しいと思いこまされているだけなのかもしれません。

キーワード⑤冷静なリアリズム

テクノロジーの発達が引き起こす問題を知らないまま恩恵をむさぼるだけなら後で大きなしっぺ返しを受けてしまうでしょう。

たとえば、近年の異常な熱波、巨大台風や、大雨。

「記録的」「〇年に1度の」と毎年のように聞いています。

言うまでもなく地球温暖化が原因ですが、これは産業革命からはじまるエネルギー多消費時代の代償なのです。

良い面も悪い面も冷静に現実を見る。

これが、今私たちに必要な姿勢なのかもしれませんね。

ピーコ
ピーコ

テクノロジーの力に怯えず、でも信用し過ぎず、だね

えみまる
えみまる

そうだね

個人的には便利だけど息苦しい世の中だな~と思ってはいるけどねー

エリック
エリック

それはそうと、今日の話はマジメでしたね。

コメント

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