「私が死んだら骨を海に撒いて」はできるのか?

独身部屋(独りと一羽の老後に備えるブログ)

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「死んだら自然に返る」には?

・海や山に散骨をしてほしい
・死んだあとは自然に帰りたい
・墓参りをする子孫もいないからお墓に入る必要がない

↑このような人が増えていると聞きます。

ピーコ<br>
ピーコ

海とか山に散骨をするってドラマの世界だと思ってたよ。できるの??

いろいろな議論があったようですが、現在では散骨も葬送のための祭祀で節度を持って行われる分には問題ないと考えられるようです。

でも、もちろん好きなところどこにでも骨を撒いて良いというわけではありません。

散骨をするための注意事項はコチラです。

・遺骨を骨とわからない形状に砕く必要がある
・他人の私有地には撒くことはできない
・自治体によっては条例により散骨自体を禁止しているところもある
・遺骨を撒いたところに風評被害が発生する可能性がある

考えてみれば当たり前のことですね。

海や山に散骨するのは不可能ではありません。

自分の骨を自分で撒くことはできないので、当然ながら第三者にお願いすることになります。

この第三者に迷惑がかからないようにしないといけません。

散骨は遺骨を砕いてそれを撒く行為になりますので、刑法190条の死体遺棄罪との関係が議論されたことがあります。

エリック
エリック

散骨をお願いした第三者が死体遺棄罪で疑われたら笑えないんだけど!

また、

・希望する場所に散骨をしたら実は私有地だった
・散骨をした場所が住宅や観光地の近くで風評被害が発生した

このようなことが起こったら、損害賠償請求される可能性だってあります。

ピーコ
ピーコ

自分の死後に思わぬ形で第三者に迷惑をかけたくないなあ

「故人の思いを尊重して」散骨した結果、第三者に迷惑がかかる可能性があることを考えると、散骨に精通した業者に依頼する方が安心ですね。

散骨はかなり特殊な埋葬方法なので、おひとりさまが散骨を希望する場合には、十分に準備をしておく必要がありそうです。

ただ、散骨は「自分の骨が自然に帰る」わけですから、ある意味「生物として自然な死に方」ではないでしょうか。

えみまる
えみまる

特に、おひとりさまは、子孫がいなくて墓守する人がいないから、お墓は不要だと思うんだよね

いっそのこと「墓じまい」をする

よくこういう話を聞きます。

「墓参りが負担」
「墓守をするのが気が重い」

自分しかお墓参りする人がいない、自分がお墓の維持管理を任されている人は墓じまい(お墓を撤去・処分すること)を検討しても良いと思います。

誰も管理する人がいなくなったお墓を「無縁墓」と呼ばれます。

これが年々増加しており、社会問題になっています。

私も毎年墓参りに行きますが、無縁墓を見かけることがあります。

何もしないと無縁墓が増えてしまうので、誰も来ていないことを確認した後に、撤去してほかの無縁仏と一緒に合祀されるのが一般的だそうです。

ただ、そのお墓で眠っている人やかつては墓参りしていたであろう人たちの気持ちを考えると、撤去されるというのはなんとも侘しいですよね。

ピーコ
ピーコ

自分の意志でけじめをつけて墓じまいしたほうがよっぽとスッキリするね!

えみまる
えみまる

墓じまいには多くのプロセスを経る必要があります。また、宗教的色彩が強い行為なので、自分のケースに合わせた方法を調べましょう。

まとめ

・散骨は可能だが、自由に行うことはできない
・散骨に詳しい葬儀会社と生前に契約をしておく
・自分の代で墓じまいをすることも考える

今回、散骨や墓じまいについて調べる中で思ったことがあります。

これまで有史以来、死んでいった無数の人たちがいるわけですが、お墓がある人の方が圧倒的に少ないですよね?

人間は必ず死ぬので、仮に誰かと一緒のお墓に入るにしても、それだけの人のお墓があるということじゃないですか?

でも歴史に名を残すような人を除いて、昔の人の墓ってほとんど見たことないです。

私自身の先祖にしても、4代前の墓まではあるのですが、それ以前の先祖がどこで眠っているのか私にはわかりません。

あと、戦争や災害などで遺体が見つからず亡くなった方もたくさんいるので、遺骨がないということだって当然ありえます。

そう考えると、お墓に入って子孫に供養してもらう、というのは特別贅沢なことのように思えます。

参考図書:『見てわかるおひとり様の老後』

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