独り身の私が死んだら財産はどうなるの?

独身部屋(独りと一羽の老後に備えるブログ)

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エリック
エリック

相続人が誰もいない、誰も身寄りのない人が亡くなった場合、財産はどうなるんでしょう?

ピーコ
ピーコ

そもそも悩むほどのお金はないんだけどね!

えみまる
えみまる

財産が多くても少なくても、「死んだあとは関係ない!」はちょっと無責任よね

相続人が誰もいない場合は「国庫」に

両親や配偶者、子ども、孫、兄弟姉妹などの法的相続人がまったくいない場合は、民法959条により相続財産は「国庫に帰属する」とされています。

要するに、国の財産になるということです。

ただ、いきなり国の財産になるのではありません。

債権者や検察官が裁判所に相続財産管理人の選任の申し立てをし、その手続きの中で故人にどのような財産があるのかを調査します。

未払いの公共料金や借金の返済などの手続きが終わってから、余った財産が国庫に帰属します。

驚いたのは、この国庫に帰属する財産の額です。

誰も引き取り手のない相続財産=国庫に帰属する財産は、年間で400億円に達すると言われています。

今後は、ますますこの額が増えていくことが予想できます。

国庫に所属する財産は国が自由に利用することができるので、故人の意志が反映されることはありません。

ピーコ
ピーコ

自分のお金が公のためとはいえ、勝手に使われてしまうのはちょっとセツナイよね~

エリック
エリック

「慈善団体に寄付したい」とか「応援したい施設・企業に自分のお金を使ってほしい」とか「お世話になった人に分けたい」とか希望がある人もいるのでは?

えみまる
えみまる

民法では、故人が口頭で希望を伝えていても、その人たちは財産を受け取れないのよ

故人を生前「お世話していた人」たちはどうなる?

故人の相続人ではないけれども、生前に親しい関係にあった人のことを「特別縁故者」と言います。

たとえば、故人と生計を同じくしていた人(内縁の配偶者など)や、故人の療養・看護に努めた人などです。

この「特別縁故者」が例外的に、財産の一部または全部を相続することができます。

ただ、この「特別縁故者」と認められるためには、裁判所に認定されなければなりません。

つまり、特別縁故者と認められるかどうかは裁判所の判断によりますし、その判断は厳格です。

というのも、昼ドラのような話になりますが、この特別縁故者の制度を悪用しようとして、身寄りのないお年寄りに近づき、お世話をしているふりを装い、亡くなった後に自分が特別縁故者だと主張するケースが後を絶たないからです。

よく考えれば、本当に善意で人のお世話をする人が、特別縁故者の申し立てを積極的にするとは思えません。

私の以前の職場で、身寄りのない友人を看取ったという人がいました。

その人が言うには、「お世話になった恩を返しただけだ」そうです。

でも、相続人ではないがお世話になった人に財産を残したい場合は、どうしたらいいのでしょうか?

やはり「遺言状」しかない

自分が死んだ後の財産をどうするか。

国に納めらてしまうことが嫌ならば、遺言状を作成するしかありません。

誰に財産を分けるのか、どこに寄付するのかを指定することができます。

私は親族が亡くなる度に、遺産で揉めているのを横目で見てきました。

自分が死んでから争いが起きるのは、故人にとっては悲しいことですよね。

やはり死後のことをしっかりと決めておかなかったことが大きな原因だと思います。

そして、私のような「おひとりさま」にとっても遺言状の作成は必須だと思います。

死後のことをスッキリして、できるだけ綺麗に死にたいです。

ちなみに、民法では遺言状の種類は3つあります。

①自筆証書遺言

②公正証書遺言

③秘密証書遺言

それぞれ作成の手続きや要件などが法律で厳しく定められています。

えみまる
えみまる

エンディングノートに書いたものや、口頭で伝えたものは遺言の機能を果たせないから注意!

ピーコ 
ピーコ 

遺言状は何度でも書き直すことができるから、早めに専門家に相談して書いてもいいかもね!

【まとめ】
・身寄りのない人が死んだ場合、その財産は国に納められる
・お世話をした人がいた場合は、「特別縁故者」として裁判所に申し立てができる。認められれば財産を相続人以外の人に残すことができる
・寄付したい先がある、お世話になった人に残したい場合は、遺言にする
・口頭で伝えておくことや、エンディングノートに書いても無効

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